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絵本作家エリック・カールさん死去!「はらぺこあおむし」以外の作品は?

エリック・カールさん訃報のニュース!

世界的な人気絵本「はらぺこあおむし」などで知られる米国の絵本作家エリック・カールさんが2021年5月23日、東部マサチューセッツ州ノーサンプトンのアトリエで腎不全のためご家族に見守られながら亡くなったそうです。91歳でした。

1969年に出版され70カ国語以上に翻訳された「はらぺこあおむし」など生き物を描いた絵本が得意て、70冊以上の著書があり、累計で1億7千万部以上を出版、日本でも各地で展覧会が開かれ人気を集めていました。

カールさんは2017年に来日した際、鮮やかな色彩の原点について幼い頃のドイツのナチス政権化での体験に言及し、「私は戦争を経験し、悲しい時代を過ごしました。その時の悲しさを絵本を通して喜びに変えている」と語っていました。

絵本作家 エリック・カールさんのプロフィール

1929年、ドイツ人の両親のもとに生まれたエリック・カールは、アメリカ・ニューヨーク州で6歳まで育ち、その後ドイツに移住します。やがてはじまった戦争により、少年期は自由にアートを描いたりみたりできない環境にありましたが、カールの絵への情熱をみてとった学校の先生が、ナチスに禁じられていたピカソやマティスの絵を一度だけみせてくれたことがありました。色彩にあふれたアートを目にしたこの経験は、のちのカールの人生に大きな影響をあたえます。

16歳で、シュツットガルトの美術アカデミーに入学。卒業後、アメリカにもどり、レオ・レオニ(『あおくんときいろちゃん』などの作者)の紹介で、ニューヨーク・タイムズ紙にグラフィック・デザイナーの職を得ました。

絵本作家としてあゆみはじめたきっかけは、デザイナーとしての仕事をみて惚れこんだビル・マーチンの依頼で、『くまさんくまさんなにみてるの?』(ビル・マーチン 文/1967年刊)に絵をつけたことでした。すぐに、カールは絵本づくりにのめりこみ、1968年にはみずからの絵本『1、2、3どうぶつえんへ』(ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞)を発表。その翌年には、『はらぺこあおむし』を刊行しました。小さなあおむしがちょうになるまでを描いたこのうつくしい絵本は、カールの代表作となり、現在、世界70以上の言語に翻訳され、累計発行部数は5000万部以上にのぼります。

日本では『パパ、お月さまとって!』『だんまりこおろぎ』『たんじょうびのふしぎなてがみ』『できるかな?あたまからつまさきまで』など、40作近くの絵本が翻訳され、多くの子どもたちに親しまれています。

2003年にローラ・インガルス・ワイルダー賞を受賞。2002年には、アメリカ・マサチューセッツ州に「エリック・カール絵本美術館」を創設し、カール作品のみならず、国内外の優れた絵本の原画を幅広く収集、さまざまな絵本の企画展を開いています。

2017年には「エリック・カール展」(世田谷美術館)の開催にあわせて来日し、日本の読者に元気な姿を見せてくれました。90歳をこえたいまも、フロリダ州のアトリエでアート作品を制作しています。

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代表作「はらぺこあおむし」


ボードブック はらぺこあおむし (偕成社・ボードブック) [ エリック・カール ]

この絵本の魅力

・生まれたばかりのあおむしが、おなかがいたくなったり、さなぎになったりする変化に富んだ物語に、ハラハラドキドキ。さいごに美しい蝶になることで子どもたちは、ほっと安心し、大きくなることを、希望と期待をもって受けいれるようになります。

・あおむしといっしょに試練を乗り越えることで、耐えて待つことや、困難を克服することの大切さを学びます。(たべすぎはからだによくないこともね!)

・あおむしが食べるのは、りんごやなし、ケーキやキャンディなど、どれも子どもたちが大すきなものばかり。絵本の中で夢がかなえられ、いろいろなたべもののなまえもおぼえます。

・1このりんご、2このなし、3このプラム…。読みながら自然に数をおぼえます。

・緑色のグラデーション、カラフルな水玉。カールのコラージュが生み出す色彩が、心をイキイキさせます。

・おなかがいたくて泣いている、ちいさなあおむし。まるまるふとっちょになったあおむし。最後には、羽を広げた見ごとな蝶!ダイナミックに変化する形に、子どもたちは大喜び。

・青白い月が照らす土曜日の夜から始まった物語は、日曜日のすばらしい日の出を迎え、あおむしのげんきな活動が始まります。 1週間の曜日や1日の日のめぐりなど、社会のしくみを知ることができます。

・ページにあいている小さな穴のしかけ。まだお話をよく理解できないごく幼い子どもたちも、この穴に指を入れて遊べます。「さわれる本、読めるおもちゃ」を作りたいという、カールの願いから生まれたアイディアです。

絵本ナビ編集長のコメント

暖かな日曜日の朝、たまごから生まれたのは、ちっぽけなあおむし。あおむしは、お腹がぺっこぺこ。食べものを探しに出たあおむし、月曜日にはりんごを一つ、火曜日にはなしを二つ。まだまだぺっこぺこのあおむしは、水曜日にすももを三つ、木曜日にはいちごを四つ食べ…。たくさん、たくさん食べたあおむしは、すっかりふとっちょ!やがて、あおむしはさなぎになり、何日も眠ったあと、それは美しいちょうちょに変身したのです。

世界中で愛されている、エリック・カールの代表作ともいえるこのお話。小さなあおむしが、卵から幼虫、さなぎ、蝶へと変化する様子を描いているのですが、単なる知識絵本では終わりません。

一つ目のポイントは穴の開いたしかけのページ。これが、まだお話を理解できない小さな子どもたちやあかちゃんをも虜にしてしまうのです。指を入れたり、めくったり。こうして絵本に親しむきっかけにもなっているのですね。二つ目は、力強いストーリー。ちっぽけだったあおむしが、ぐんぐん大きくなっていき、最後には美しいちょうになるという展開は、何度読んでも元気と希望をもらえます。三つ目は、エリック・カール作品の大きな魅力の一つでもある美しい色彩! 子どもたちの大好きな食べ物はどれも美味しそうに描かれ、あおむしを見守るおひさまは優しく描かれ、ちょうちょはうっとりするほど美しく描かれています。コラージュの手法により描かれるその世界観こそが、登場する全てのキャラクターを生き生きと輝かせているのです。

ボードブック版の方では、その小ささと頑丈さが扱いやすいと小さな子や赤ちゃんにも大人気なのです。「まだ早いかな…」なんて、しまいこんでいたらもったいないですね!

購入者レビュー

総合評価 ☆4.74 [1,523件] 2021年5月27日現在

30代・女性 ☆5
絵本といえば
エリックカール氏の絵本。やっぱり自分も小さなときに読んでた記憶があります。だから自分の子供に読む絵本といえばこれでしょということで一家に一冊あるといいなと思い息子が2歳になるまえに買いました。たまごから産まれたはらぺこのあおむしがたべてもたべてもたべてもお腹がいっぱいにならない。いっぱいいっぱいたべると最後蝶にになるんですよね。単純なストーリーだからこそ子供にもわかりやすく、そして、しっかり食べると大きくキレイになれるんだよと食べることの大切さも身につくのかなと思いました。文字は少ないですが、字が読めるようになると読みやすそうでした。読まなくってもいろんなふうにお話もできますしね。また、子供が小さいのでペラペラの紙ではなく、かたいボードブックにしました。おかげで、弟や妹ができた今でも壊れることなく読むことが出来ています。

30代・女性 ☆5
色々なタイプで迷って・・・
■ミニエディション 10×13センチ(お出かけ向き)
■ボードブック 13×18センチ(丈夫な造本)
■ビックブック 42×58センチ(みんなで楽しめる大型本)
■普通 22×30センチ(一般的なもの)
色がきれいなので、大型のものがほしかったのですが、生後5ヶ月でなんでも口に入れてしまうので、耐久性の一番ありそうなボードブックにしました。しっかりしてて、ページがめくりやすく良かったです。

30代・女性 ☆5
わたしが子どもの頃から人気だった「はらぺこあおむし」。そのボードブックが出てたんですね。見つけてびっくり。あおむしがいろいろなものを食べて本に穴が開いていくようなストーリーなので丈夫なほうが良いと思い2歳の息子にこちらを購入。こんなに丈夫なものだったらもっと早く購入しておきたかったです。1歳くらいから楽しめると思います。ファーストブックにも良いかも。

20代・男性 ☆5
プレゼントに
少し小さめのサイズになっています。自分が知っていたサイズは少し大きめの本でしたが、こちらは少し小さめで、1ページづつが分厚くなっています。その分破れにくかったりするので、子供さんが見てても破れにくく、折れ曲がりにくいと思います。

40代・女性 ☆5
大人が読んでも、面白いです。カラフルなので、子供には、特に面白いんだと思います。気に入って、持って歩いてます。

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